外構にブロック塀をつくるメリット・デメリットまとめ

鈴鹿市にて外構工事・土木工事・解体工事を承っております、株式会社信成建設の竹内重信です。

ブロック塀にするかフェンスにするか。
外構工事をお考えの方だと、家の周りにこの2つのエクステリアの設置に悩まれるかもしれません。

先日、「ブロック塀がいいけれど、危険らしいからフェンスにしたほうがいいかな?」とご相談を受けました。
ブロック塀は地震による倒壊が危険視されていますが、しっかりとルールを守って施工すれば安全です。
もしかすると、2018年の大阪北部地震に起きたブロック塀倒壊が印象に残っているのかもしれません。
外構工事を依頼される方には、小さなお子さまがよくいらっしゃるので、将来的なリスクはできる限り避けたいのでしょう。

しかし、ブロック塀は危険と捉えてしまうのは時期尚早です。
メリットももちろんありますので、ブロック塀の施工をお考えでしたら、ぜひ参考にしてみてください。

■ブロック塀のメリット


ブロック塀にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

・プライバシーを守れる

ブロック塀は透かしブロックを使っている場合を除いて、外からの視線をしっかり遮ります。
そのため、安心できる生活空間を保てるでしょう。
小さなお子さまを敷地内の外で遊ばせる場合は、変質者から守れます。

・お家へ車が衝突するのを防ぐ

ブロック塀があると、万一車が衝突してもお家まで及ぶ被害を少なくしてくれます。
また、補修工事をする際は生活したまま行うことも可能でしょう。火災保険に加入していれば、サイズによってブロック塀も補償対象です。

・現在はおしゃれなものが多い

ブロック塀といえば、のっぺりとした見た目が一般的ですが、現在はおしゃれなデザインのものも増えています。
最近は外構に対して個性や意匠性を持たせたいお客様が多く、「ブロック塀はダサい」という印象を持っている方ほど驚くかもしれません。

・境界線を明確にしてくれる

隣家との敷地に対して、境界線をしっかり示せます。
馴染みのない土地で新築を建てる場合、隣人がどのような人なのか分からないことがほとんどです。なかには付き合っていくのが大変に感じる方もいるので、ブロック塀は緩衝材としての役割を果たします。

■ブロック塀のデメリット


反対にデメリットには何があるのでしょうか。

・一度侵入されると弱い

足をかける場所がないので、空き巣犯などの侵入を防ぎやすいブロック塀ですが、一度侵入されると弱いです。
外からの視線を防ぐため、もし侵入を遂げられると、家の外にいる人が異常に気づきにくくなります。

・落書きされる可能性

お家の外壁にされる確率は減りますが、場所によっては落書き被害に遭う可能性があります。
落書きは放置すると、「ここは落書きしてもいい場所」という認識がされるため、その後もどんどん増えてしまうでしょう。できるだけ早く消さなければなりません。

・風通しや日当たりが不十分に感じることも

ブロック塀で家の周りを囲むと、室内や敷地内の風通しや日当たりが不十分になるかもしれません。
植物を育てる障害になってしまうほか、じめじめとした空間を意図せずつくってしまい、ブロック塀や外壁をカビなどで傷めることにもなるでしょう。

・古くなると危険

ブロック塀は古くなるとひびが入り、地震などの自然災害に弱くなっていきます。
もともと、ブロック自体はアルカリ性なのですが、空気中に漂う二酸化炭素によって中性化し、徐々に脆くなります。
安全基準に沿った施工でも、最大で30年ほどの耐用年数なので、手入れは定期的に行うようにしましょう。

■より安全なブロック塀にするには


できるだけ倒壊のリスクを避けたいとお考えでしたら、以下の方法を取るのがおすすめです。

・低く施工する

プライバシーの確保や防犯性については弱くなりますが、境界線の明示などには役立ちます。
また、高めに積むよりも敷地が広く見えるでしょう。

・フェンスを取り入れる

低めに積んだブロック塀の上や、一部に隙間を空けて積んだブロック塀にフェンスを取り入れる方法です。
プライバシーもある程度確保できるほか、隙間ができるため風通しや日当たりの問題が解決できます。

・L型、T型に配置する

ブロック塀はまっすぐに一枚板の状態になっていると倒れやすくなります。
上から見て、LやTの字になるように積むと塀が支えられるので、倒壊のリスクは軽減されるでしょう。

■ブロック塀は株式会社信成建設にお任せください!


株式会社信成建設は、三重県鈴鹿市にて外構工事・土木工事・解体工事を承っている会社です。
20年以上の経験がございますので、安全基準に沿ったブロック塀を施工できます。
新築工事で外構工事業者をお考えの方、お庭のリフォームをお考えの方、ぜひ弊社にお任せください。
ご相談・お見積りは無料ですので、まずは費用がどれくらいになるのか、お気軽にご相談くださいませ。

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■まとめ


古くて補強工事を行っていないブロック塀は危険ですが、現在は安全基準が引き上げられたほか、さまざまな方法で倒壊リスクの低いブロック塀にできます。
現在はおうち時間などの名残から、よりクローズドな外構が好まれている流れがあり、前向きにご検討いただければ幸いです。


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