おしゃれな塀を実現するための基礎知識|種類紹介

・「塀は本当に必要なの?」
・「おしゃれな塀するには、どうしたらいい?」
・「メンテナンスは必要なの?」

塀は、設置すると家の印象を大きく左右する場所でもあります。
そのため、本当に設置するべきか悩んでいる人も多いでしょう。
また、似たようなものでフェンスも存在し、塀かフェンスかで悩んでいる方もいるかもしれません。
今回は、塀に関する悩みを解決するため『塀の基礎知識』や『おしゃれな塀にするため知っておきたいこと』、『メンテナンスのやり方』などを紹介していきます。
「自分の家には、どのような塀が合うだろう?」と想像しながら、読んでみてくださいね。

塀とフェンスの違い

家の敷地を囲って設置される、塀やフェンス。
設置したときのメリットや役割はほぼ同じではありますが、それぞれにしかない魅力もあります。
では、具体的な違いは何なのでしょうか?
種類といっしょに、確認していきましょう。

フェンスの種類

・アルミ形材フェンス
・アルミ鋳物(いもの)フェンス
・スチールフェンス
・樹脂系フェンス

フェンスの種類は、使われている素材によって異なります。
塀と比較して「衝撃に弱い」、「素材によって錆びやすい」などの特徴があります。
完全に目隠しをしない「目隠しフェンス」は、風を通す隙間があり完全に目隠しのものに比べて、圧迫感を和らげる作用も。
耐久性は塀には劣りますが、ある程度の隙間を作って風通しや見通しが欲しい、という方におすすめでしょう。
費用としても塀より安価に設定されていることが多いです。

塀の種類

コンクリートブロック

コンクリートブロックを積み上げて作られています。
防火性、耐久性が高く、施工費用が安価なことが特徴です。

コンクリート打ちっぱなし

コンクリートブロックに比べて、強度に優れています。
スタイリッシュな印象になり、おしゃれな塀にしたい人におすすめです。

吹付塀

コンクリートなどの上から、モルタルを塗装した塀のことです。
塀にカラーを使用したい人、住宅との一体感を出したい場合におすすめです。

タイル張り塀

タイル張り塀は、家に合わせてさまざまなカラーやデザインを選べる点がメリットです。
塗装をする手間がなく、耐久性が高くてメンテナンスの手間が少ないです。

レンガ塀

レンガ塀は、遮音性や断熱性に優れています。
周辺の自然とも馴染みやすく、温かみのある塀にしたいときにおすすめです。

化粧ブロック塀

コンクリートに化粧を施した塀のことです。
凹凸をつけたデザインなど、さまざまなデザインが存在します。

自然石張り

石を張って作られる塀です。
技術が必要で施工できる職人が限られています。
塀の高さを出したいときに優れています。

生垣

生垣(いけがき)とは、植物を使った塀のことです。
緑や自然を取り入れたい人におすすめです。
維持のために、剪定や防虫対策をする必要があります。

「塀」は、見た目だけではない

塀は、設置するだけで家の印象をガラリと変えてくれます。
しかし、塀を設置する利点は、景観がきれいになるだけではありません。
生活していく上で起こるトラブルや、不安を解決してくれる手助けもしてくれるのです。
とくに家の敷地と隣家との境界線をつくる点においては、非常に大きな役割を果たすでしょう。

境界線がないと起こるトラブル

・隣人トラブル
・空き巣などの侵入者に狙われやすい
・洗濯物などが、見えてしまう
・子どもが道路に飛び出してしまう

塀やフェンスを設置しないと、上記のような問題が発生する可能性も。
不安な場合は、一度外側から自分の家を客観的に見てみましょう。
これまで気づかなかった危険が潜んでいるかもしれません。

防犯

空き巣は、事前に下見をして侵入するといわれています。
たとえば、夜に洗濯物の様子が丸見えだと、住人が留守であることが分かってしまいます。
出入口が開けた場所にあると、それだけ下見や侵入される恐れも増えてしまうかもしれません。

近隣との境界線

隣り合う住宅との境界線が、はっきりと分けることができます。
近所からの視線も遮ることができるので、安心感を得られます。

子どもの飛び出し・事故の防止

昔と比べて減りましたが、「目を離した隙に子どもが道路に飛び出してしまう」事故は後を絶ちません。
現在は車の走行音が静かで、誰もかれも気づきにくい面があります。
塀を設置することで、家族や通行人の安全にもつながります。

庭をプライベートスペースにできる

・「夏に、庭にプールを置いて子どもを遊ばせてあげたい」
・「家族でスペースを使ってバーベキューをしたい」

近隣との境界線を作ることで、プライベート空間を気兼ねなく使うことができます。

おしゃれな塀を実現するには

ここまでで、なんとなく「塀の種類」や「実用性」を理解することはできたでしょうか。

では、いよいよ実際に「おしゃれな塀を実現するために」知っておきたい情報を紹介していきます。

失敗しないためのポイント

「おしゃれにしたかったのに、ダサくなってしまった」

このような失敗は、「周囲の景観から浮いてしまう」ことを阻止し「家と統一感を出す」ことで、防ぐことができます。
塀の素材やデザインを決める時に、下記のポイントを抑えておきましょう。おしゃれな塀を設置する自信のない人は、まずは重要なポイントだけを抑えて、カラーや素材を決めていくことを意識しましょう。

家と統一感のあるデザイン、カラーであるか

反発しあうデザイン・カラーだと、まとまりが生まれずちぐはぐな印象があります。

周辺に自然が多い場合、温かみのある素材、マッチする素材であるか

自然界にないような人工的なものだと、塀だけ目立ってしまいます。

飽きのこないデザインか

ファッションを例にすると、昔は流行っていても今はダサい、というものが多いですね。オーソドックスが一番です。

汚れの目立ちにくい素材か

デザインや見た目を優先した結果、後から掃除に時間を割かれるようになってうんざり、ということも。

メンテナンスの頻度はどれくらい?

塀のメンテナンス方法は、素材によって違います。
設置したい塀の種類が決まったら、事前に掃除やメンテナンス方法も確認しておきましょう。

コンクリートブロック

1年に1度は掃除をするといいかもしれません。
雨だれやコケなどが発生するため、頑固な場合は洗剤や高圧洗浄などで落とすといいでしょう。

コンクリート打ちっぱなし

撥水性塗料が塗られていないと、汚れがつきやすいです。
また汚れ自体目立ちやすいので、気づいたら掃除をするくらいがちょうどいいかもしれません。

吹付塀

そこまで汚れるわけではありませんが、見劣りはするので年に1回程度のメンテナンスが必要です。
雨などによる汚れは、やわらかいスポンジやブラシで掃除します。

タイル塀

基本的に汚れにくく、水洗いで済みます。ただし目地部分にコケや藻がついて見栄えが悪くなることもあるでしょう。
虹彩現象という虹色に見える汚れが付着したときは、ナイロンたわしなどで汚れを落とします。

レンガ塀

レンガ塀はコケやカビ、藻で汚れやすく、こまめにほうきで掃き落としたりして掃除します。
エフロ現象といわれる白色の汚れが発生したときは、水洗いで除去します。

化粧ブロック塀

基本的にコンクリートブロックと同じですが、凸凹が多いと汚れが溜まりやすいです。
高圧洗浄などで落とすようにしましょう。

自然石張り

明るい色合いのものだとよごれが目立ちやすく、最低でも1年に1度の掃除が必要です。
洗剤やたわしを使って落としますが、塩酸が含まれている洗剤は石を傷つけるので、注意しましょう。

生垣

強い剪定を年1回・軽い剪定を年1~2回する必要があります。
伸びすぎると隣家の敷地や道路を侵食するので、とくに夏場などは気を配るようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?
この記事で、塀の外構工事のイメージが沸き、理想のエクステリア作りの手助けとなりましたら幸いです。
当社では、理想の外構工事を実現していただくため、お客様に寄り添ったご提案をさせていただいております。
不安なことや不明点など、お気軽にご相談ください。

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